サウジアラビアの首都リヤドの中心地は、近代的な建物から歴史的な建物、博物館など様々な見どころがあることを以下の記事にて紹介しました。
リヤドは砂漠の中にある都市なので、一歩街を出れば壮大な砂漠の風景が広がっています。
ここではリヤド中心地から比較的アクセスしやすい郊外の観光スポットを紹介します。
エッジオブザワールド(Edge of the World)
通称「世界の果て」
エッジオブザワールドという名前は欧米人が名付けた名前で、その雄大な景色から名付けられたと言われています。
約300メートルの高さから見晴らす広大なサウジアラビアの大地を望むことができ、まさにここが「世界の果て」であるかのような感覚に入ることが出来ます。
もともと観光地化されていなかったため、写真でもわかるように周りには何もありません。
必ず歩きやすい靴と服装、水分補給対策をしてください。
アクセス
リヤド中心地から車で約2時間。
トリップアドバイザーにはエッジオブザワールドを訪問するツアーがいくつか紹介されているので、ツアーへの参加が確実かと思います。
もし自分たちだけで行きたいという場合は、必ず運転手付きツアーガイドを雇うなどしてください。
お泊りのホテルのコンシェルジュに相談してみるのも一手でしょう。
現地で運転できる国際免許等をお持ちの方でも、パンクやタイヤが巻き込まれるなどのトラブル対策として、ランクルなどの四駆で、必ず2台以上の車で行くようにしてください。
赤い砂漠(Red Sand Dunes)
リヤドの中心地とその周りは砂漠というより土漠と言われていますが、この砂漠は見ての通り赤褐色のさらさらとした砂の大地を拝むことができます。
ここの砂が赤い理由は、他の地域よりも酸化鉄を多く含んでいるためで、非常にきめ細かいのが特徴です。
現地ではバギーのレンタルがあり、広大な砂漠のでスリリングなアクティビティを楽しむことができます。
レンタル料金は特に定められておらず交渉制です。
Tripadvisorの口コミでは、25リヤル~75リヤルとの記載があります。
楽しみ方は人それぞれ、赤い砂漠でサンドスキーなどを楽しむことも可能。
ソリを使えば子供たちも安全に楽しむことが出来ます。
手荷物の紛失に注意
ちょっと油断すると足が埋もれてしまうほどきめ細かい砂なので、スマホなどを落とさないように気を付けましょう。
筆者はここでデジカメを失くしました・・・
アクセス
リヤド中心地から約1時間(約70km)
リヤドは標高600メートル程の高地にあるので、赤い砂漠に向かう途中に一気に下る道があります。
左右を岸壁に囲まれた道を下る景色も非常に雄大なので、ぜひ注目してみてください。
キャメルトレイル(Camel Trail)
赤い砂漠へ行く途中の脇道に行くと、高台を見下ろす形にあるジグザグの道がキャメルトレイルです。
昔はラクダに乗ってこの道を伝って高台に上ってきたことからキャメルトレイルと名付けられました。
アクセス
赤い砂漠に行く途中に脇道をそれた先にあるので、ツアーガイドを雇っている方や途中に寄ってもらうのが良いと思います。
ディルイーヤ遺跡(Dir’iyah)
2010年に世界遺産「ディルイーヤのツライフ地区」として登録されている歴史ある遺跡です。
ディルイーヤと言う名前は、「盾」という言葉に由来し、サウジアラビアの王族サウード家発祥の地としても知られています。
現在はカフェやレストランなども整備されたBujairi Terraceと併せた複合型の観光地として整備されています。
アクセス・営業時間(2022年12月現在)
リヤド中心地から約30分
営業時間
日曜~水曜:10:00~24:00
木曜:10:00~25:00
金曜・土曜:7:00~25:00
入場料
水曜~日曜:100リヤル
木曜~土曜:200リヤル
(平日は16:00までは入場無料)
車でのアクセスが必須
2022年12月現在、リヤド市内は公共交通機関が未発達のため、これらの観光地に訪れるには車での移動が必須となります。
そのため、お泊りのホテルで運転手付きのレンタカーを手配するか、現地発着のツアーなどに参加して訪問することをお勧めします。