2022年3月22日、コロナ禍前と同規模の3万人規模で行われた東京マラソン。
このボランティアに給水担当として参加してきたので、将来東京マラソンをはじめ他のマラソンボランティアに参加予定の方や、スポーツボランティアに興味がある方々に少しでもお役に立てればと思い、事前の準備や当日気を付けること、寒さ対策などをお伝えしたいと思います。
東京マラソンボランティアへの応募
東京マラソンボランティアに応募するには、東京マラソン財団が運営するVoluntainerというポータルサイトに登録する必要があります。
東京マラソン以外のスポーツンボランティア情報や、ボランティア活動をする上での講習会などの案内も逐次メール配信されるので、少しでもスポーツボランティアに興味のある方は早めに登録しておくのも手です。
東京マラソンのボランティアは例年11月の下旬~12月の中旬にかけて募集がかかりますので、登録された方はメールでの案内やVoluntainerのサイトを見逃さないようにしましょう。
給水ボランティアについて
東京マラソンのボランティアは、来ているウェアによって役割が分かれていることにお気づきの方も多いと思います。
緑色のウェアはリーダーとして、メンバーの活動をとりまとめる役割を担います。
黄色のウェアはコース管理メンバーとして、沿道のコースにコーンやバーを設置してランナーの安全を確保するコース整理や、ランナーに対する距離表示看板を持つなどしてランナーを誘導します。
スタート・フィニッシュエリアでは会場誘導や手荷物管理などのサービスも行います。
そして青色のウェアが給水・給食メンバーとして、ランナーのために水やスポーツドリンクをテーブルに並べて準備する役割です。
支給備品について
東京マラソンのボランティアでは以下の備品が支給されます。
・ボランティアウェア(各役割によって色が異なる。前項参照)
(以下共通)
・ビニール袋
・マニュアル
・軍手
・キャップ
・消毒スプレー
・ネームシール
・フェイスカバー
・ナップサック
事前準備のポイント
手荷物はナップサックに入る範囲で
セキュリティの関係で当日はナップサックをウェアの中に背負う必要があるので、手荷物は必要最小限にしましょう。
ナップサックの大きさは、A3用紙を少し長くしたサイズです。
日帰りで活動される方は十分入る大きさですが、遠くから来ている方で着替えや洗面用具、メイク道具などがある方には少し小さく感じるかもしれませんので、活動に必要のない荷物は駅のロッカーなどに預けるといいでしょう。
絶対に沿道に荷物を置くのはやめてください。置き引きにあったり、不審物として回収される可能性があります。
事前にマニュアルを読んでおく
全般マニュアルのほかに、自身の活動内容を示したマニュアルをマイページからダウンロードできます。
マラソン当日の3週間くらい前にマイページに活動場所の詳細とマニュアルが表示されますので、あらかじめ自分の活動領域のページをよく読んでおきましょう。
印刷して当日持参することも一手ですが、実際活動しながら読む余裕はほとんどありません。
ですので、事前にマニュアルを読んでおくと、当日の活動がスムーズになります。
すべてを頭に入れる必要はありません。わからないことがあったら、当日一緒に活動するリーダーやメンバーと話し合い、協力しながら活動を進めていきましょう。
防水対策グッズを用意しておく
給水を担当される方は、ランナーが勢いよく水を取るため、体に水やスポーツドリンクがかかることがあります。
上はボランティアウエアである程度濡れるのを防げますが、脚や足元がびしょ濡れになることがあります。
特にスポーツドリンク担当の方は、濡れるだけでなくベトベトになりますので、対策が必要です。
おすすめは、以下のような防水レインパンツや靴カバー。
百均で購入することができて、さらに防寒にもなるので重宝しました。
慣れているボランティアの先輩方は、防水性のパンツや長靴を履いてきている方もいらっしゃいました。最近はおしゃれで機能的なものも売っているので、ぜひ参考にしてみてください。
当日の活動の注意点
朝食をしっかり摂っておく
活動場所にもよりますが、当日は朝から夕方までの活動となる場所もあります。
また、内容によっては重たいものを運ぶなど、体力勝負の場合もあります。
立ちながらの活動となるので、しっかりと朝食を摂ってから活動場所に向かいましょう。
軽く食べられる昼食を持参
活動場所によっては近くにコンビニやカフェが少ないところまります。
おにぎりなど、休憩時間に軽く食べられるような昼食を持っていくと便利です。
トイレの場所を確認
当日設営される仮設トイレはランナー優先ですので、ボランティアの皆さんは使えない場合があります。
公園の常設トイレや、駅のトイレのほか、周辺の協力店舗でトイレを貸してくれる場合もありますので、当日リーダーに確認しましょう。
活動中の写真撮影は不可
残念ながら活動中は写真撮影がNGとなっています。
記念に写真を撮る場合は活動前、もしくは活動後に撮るようにしましょう。
何よりも楽しむことが大切
スポーツボランティアはとにかく自分自身が楽しむことが何よりも大切です。
リーダーやメンバー、経験の違いはあるかもしれませんが、みんな平等で誰が偉いとか上下関係とかはありません。
世代やバックグラウンドの異なる当日初めて出会ったボランティア仲間と協力しあいながら活動することで、多くのやりがいや達成感を感じることができるでしょう。
このブログを読んでくださった皆さんが、ぜひ東京マラソンや他のスポーツボランティアに挑戦してみようという気持ちになって貰えたら幸いです。